M&Aについての本を紐解きますといろいろな形態が書いてありますが、大きく2種類に分類できます。
- 厳密な法解釈は横に置きますが、合併の場合は被合併会社全部の法人格が消滅し新設される会社が事業承継を行うと説明されます。
- 買収側と被買収側ではっきりと分かれる場合です。買収側の法人格が残りますと説明されます。
さて、家族経営をはじめとするスモールビジネスの世界においてM&Aが注目されるようになったのは最近です。つい最近までは「ハゲタカ」といわれるように企業乗っ取りのイメージが強かったのですが、事業を残し、従業員を守り、かつ経営者をハッピーリタイアメントするために事業を他社に譲渡することが注目されるようになりました。ただ、それでも、すべての会社がM&Aの舞台に上がることが出来るということではありません。売却側は「より高く売るのに相応しい」企業にする必要がありますし、買収側は「買収するに値する事業」を見極める必要があります。当事務所はこの点に注目しながら、M&Aについて連携をとる事業者と共にハッピーリタイアメントを実現するべくご支援いたします。